*先生とあたしの物語*完
え?誰?
そう思うと同時に
奈央の体からは冷や汗が…
逃げなきゃと思うのに
怖さのあまり体が動かない
「どこ行くぅ-?」
「ね-
ねーちゃん聞いてんの?」
.........
......
...
「俺を無視するなんて
いい度胸してんね」
ガシッ
奈央はその男たちに
肩を掴まれ壁に押し付けられた
あぁ
助けも求められない自分が
嫌になる
助けてくれる人なんて
あたしには誰もいないのに...
助けて欲しいと望むあたしは
バカなんだろ-か?