*先生とあたしの物語*完
あたしはしばらく先生の力強くて優しい腕の中で泣いた
...人にこんなに優しくされたのはいつ振りだろうか?
人のぬくもりに包まれてるって…こんなに安心するんだ
いっぱい泣いて
泣き疲れてきたとき
ふと先生が腕を緩めて
あたしに向かって優しい声で言った
『お前の抱えてる悩みとか不安...俺に話してくれないか?』
不意だった
なんで先生がこんな事言うのかも分からなかった
今まで他人には
話した事なんてないことを
あたしはなぜか先生に話し出してしまっていた…