自己中彼氏
「じゃぁ、するよ?」





「うん……」





だんだん近付く由香の顔と俺の顔。



前髪が触れ、やがて唇も触れた。
温かくて、柔らかい唇。





―――…





時が止まった気がした。

うるさい車の音も、ざわつく人の声も。







永遠に止まったきがした――…





俺達、ずぅっと一緒な。




由香……
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