自己中彼氏
「次なに見る?」











「ちょっと、休みたい……」








俯きながら言う由香が
怒ってるとはこの時はまだ
気付いてなかった。








「いいよ……」









近くにあるベンチに座って
休憩をすることした。





「そろそろ行こっか!」






勢い良く立った俺にたいし
由香は座ったままだった。





「由香??行くよ??」




「私、いい。
ここで待ってるから一人で
行って来て……」





「わかった」





< 46 / 203 >

この作品をシェア

pagetop