自己中彼氏
「春人っ!!」







春人は椅子に座っており
顔だけこちらに向ける。







だが、向けたと思ったら
機嫌悪そうにそっぽを向いた。






何、あの態度!!




信じらんないっ!!!





「ちょっと春人!
何怒ってんの!?」





「別に……」




「ははぁ~ん。
さてはまた、心のモヤモヤだとか?」




「ばっ!ちげぇよ!!」





素直じゃないな。
顔にかいてあるよ。





「気にしなくていいよ!
ただの人工呼吸だし」




「だから違うって!!」




だんだんその態度に私は
苛ついてくる。




そういう時って少し
意地悪をしたくなるのが私の癖。





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