自己中彼氏
今にも降りそうな空は
私をワクワクさせた。




だって、雪だよっ!!


あの白い雪だよ!!!!





困る人もいるけど
私は嬉しいからそれでいい。




あ、今の自己中かも。









3時限目が終わってもまだ雪は
降らない。





「もう!せかさないで早く
降ってこぉおおぉ!!」








窓を開け、叫ぶ私。









「ちょ、さぶいっ!!
閉めてっ!!」





「ごめんごめん」






私は渋々窓を閉める。





あぁ。



雪よ!
降りたまえっ!!


私は一人、雪の舞の儀式をした。






< 97 / 203 >

この作品をシェア

pagetop