月物語2 ~始まりの詩にのせて~


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同じころ―――。



―おいおい。
これちょっと複雑すぎるぞ!



劉巾は獅子の術の解放に悪戦苦闘していた。



あえて、周りには人をよんである。



王と組んでいないことを示すためだ。



「早くしろ!」



「うるさいぞ!
………くそ………よし………よし!
解けた!」



「劉巾、お前は兵たちを連れて張湯のところへ。
俺は彩夏のところへいく。」



「わかった。」




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