狂愛
元カレとの再会

その日から、悠木は毎日送り迎えをしてくれた。


その甲斐あってか、あの日からアイツは姿を見せなくなった。



「じゃあ今日は11時までだから」


「分かった。 バイト頑張ってな」



コンビニの従業員入り口まで来る悠木は、私のバイトが終わるまで一旦家に帰り、また迎えに来てくれる。


すごく迷惑かけてるなって思う。

それでも、一人で帰るのは嫌だった。



やっぱりもうバイト辞めようかなぁ…。


そうすれば悠木の負担は軽くなるよね。



「あっ美月ちゃん来たんだ。 僕これ裏に片付けてくるからちょっと一人で居てね」


「はい、店長」



店長が居なくなると、店内は私一人となった。


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