ありがとう
次の日 優が若葉中に転校してきた。

優は私と同じクラスになったが、名簿が離れているためなかなか話すことはなかった。
というか、優はあまり話す人ではない。
特に女子とは。最近でいうクールってやつ?

「ねー南!」

話しかけてきたのはクラスで一番仲良しのゆきだ。

「ん?」
「ねえ渡辺優くんとおさななじみなんでしょ??」

「んーおさななじみっていうかただちょっと親同士が仲いいだけだよ」
「へえー!そうなんだ!優君ってすっごいかっこいいよね!!」

昔の幼いころに比べたら、背は高くなってるし、顔立ちもまあまあいいほうにはなっているかもしれないけど…
よくわからない私は首をかしげて
「よくわかんない」
と一言言った。

「まあ南はバレー一筋だからね~興味ないかっ!」

といい優のほうへ走っていったゆき。

「みーなーみ!おいで!」

といい優と一緒にいるゆきに呼ばれ、優のもとへいった。


「……久しぶり」

優が話しかけるもんだからびっくりした
人がかわったのか?なんておもいながら

「ひさしぶり」って一言言った。
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