37度の微熱
彼女の事情
* * * *
あれからどれくらい時間が経っただろう。
気が付けば外は真っ暗で時計は夜の11時を回っている。
「弥生!起きろって」
俺は今、猛烈に誰かに助けを求めたい。
誰かこの女をどうにかしてくれよ、と。
あれから合コンでは異常なほど盛り上がり、
みんなで食べては歌い、楽しく過ごしていた。
そこまではよかったんだ。
「…寒すぎ」
俺は、ため息をつき、タバコを吹かす。
俺は今何をしてるんだろう。
ああ、これも全部、晋司。お前のせいだ。