37度の微熱
* * *
「安輝、ごめんね…。結構楽になったよ」
外に出て15分くらい経ったころ、弥生は話せるようになっていた。
「全然いいから!それより、大丈夫?」
「うん。なんとか…」
そう言って弥生は笑った。
弥生が笑ってよかった。俺は弥生の笑顔をみてそう思った。
「よかったな。…今日はもう帰る?」
「え?なんで?」
「だってまだ気分悪いだろ?帰って休んだほうがいいよ」
「それは嫌!」
突然大きな声で怒鳴るように言った弥生に俺は目を丸くした。
弥生を見たら顔をふせ、眉間にしわが寄っている。
「…弥生?なんかあったの?」
弥生がそうなるのはその赤い目も関係してるんだろ?
きっとお前は合コンに来る前までずっと泣いていたはずだから。
「…まだ家には帰りたくないよ…」
悲しそうな顔で俺を見て言う弥生は本当に帰りたくないみたいで、みんながいる部屋に戻りたいと言ってきた。
「分かったよ…でも、気分悪くなったら言えよ?」
「うん…」
俺がそう言うとどこか悲しそうな顔をして笑う弥生。
そんな悲しい顔をされたら
なんで帰りたくないの?なんて聞けるはずもなくて。
「安輝、ごめんね…。結構楽になったよ」
外に出て15分くらい経ったころ、弥生は話せるようになっていた。
「全然いいから!それより、大丈夫?」
「うん。なんとか…」
そう言って弥生は笑った。
弥生が笑ってよかった。俺は弥生の笑顔をみてそう思った。
「よかったな。…今日はもう帰る?」
「え?なんで?」
「だってまだ気分悪いだろ?帰って休んだほうがいいよ」
「それは嫌!」
突然大きな声で怒鳴るように言った弥生に俺は目を丸くした。
弥生を見たら顔をふせ、眉間にしわが寄っている。
「…弥生?なんかあったの?」
弥生がそうなるのはその赤い目も関係してるんだろ?
きっとお前は合コンに来る前までずっと泣いていたはずだから。
「…まだ家には帰りたくないよ…」
悲しそうな顔で俺を見て言う弥生は本当に帰りたくないみたいで、みんながいる部屋に戻りたいと言ってきた。
「分かったよ…でも、気分悪くなったら言えよ?」
「うん…」
俺がそう言うとどこか悲しそうな顔をして笑う弥生。
そんな悲しい顔をされたら
なんで帰りたくないの?なんて聞けるはずもなくて。