37度の微熱
少し歩いて住宅街から近い公園を見つけた俺は弥生をベンチに座らせ、
自分のブレザーをかける。
「寒…」
タバコに火をつけ俺は空を見上げた。
「今日いろいろありすぎだっつーの」
俺は独り言のように上を向いて言った。
「安輝…?」
突然、さっきまで起こしても起きなかった弥生がゆっくりと身を起こしている。
「やっと起きたな」
俺は笑って弥生の隣に座った。
「お前なかなか起きないし、まじ焦った」
弥生を見れば、とても申し訳なさそうな顔をしている。
「…安輝…本当にごめん!!」
そう言って弥生は両手を顔の前に当て、必死に俺に謝る。
「もういいって。弥生、今日あやまりすぎ」
「だって…あたし最低だよね…」
下を向いて下唇を噛む弥生は、とても悲しそうな顔をしていた。
「ぶはっ」
それがおかしくて、俺は思わずふきだしてしまう。
「あっはははは」
「ちょっと安輝!何笑ってんの!」
自分のブレザーをかける。
「寒…」
タバコに火をつけ俺は空を見上げた。
「今日いろいろありすぎだっつーの」
俺は独り言のように上を向いて言った。
「安輝…?」
突然、さっきまで起こしても起きなかった弥生がゆっくりと身を起こしている。
「やっと起きたな」
俺は笑って弥生の隣に座った。
「お前なかなか起きないし、まじ焦った」
弥生を見れば、とても申し訳なさそうな顔をしている。
「…安輝…本当にごめん!!」
そう言って弥生は両手を顔の前に当て、必死に俺に謝る。
「もういいって。弥生、今日あやまりすぎ」
「だって…あたし最低だよね…」
下を向いて下唇を噛む弥生は、とても悲しそうな顔をしていた。
「ぶはっ」
それがおかしくて、俺は思わずふきだしてしまう。
「あっはははは」
「ちょっと安輝!何笑ってんの!」