37度の微熱
「ごめんって。今度からは気をつける。」
「…ハァ。乗れよ。どうせお前のことだから携帯がないか、充電が切れてるんだろ?」
そう言って、俺と晋司はニケツして学校に向かった。
俺はこいつのおせっかいや、真面目なところはたまにうざいと思う。
でも、俺が困ったときや、悩んでるときに一番早く気が付くのは晋司だけだ。
俺はきっとこいつのまっすぐなところが好きなんだろう。
そんなこと、頑としてもこいつには言わねえけど。
「俺、ついてねぇー」
「ばーか。お前、俺に出会ったからついてんじゃん」
このとき、晋司の言った言葉に
「あ、そうかも」と一瞬でも思った俺は馬鹿だ。
ぎりぎり、遅刻をせずに学校に着いた。
学校でもまた俺はついていない。
昨日何年ぶりにやった数学の宿題も、今日忘れてしまうし、
生徒指導の板倉にはピアスのことで一時間も説教される始末。
なんせ一番きつかったのは、半年付き合ってた彼女に振られたこと。
「…ハァ。乗れよ。どうせお前のことだから携帯がないか、充電が切れてるんだろ?」
そう言って、俺と晋司はニケツして学校に向かった。
俺はこいつのおせっかいや、真面目なところはたまにうざいと思う。
でも、俺が困ったときや、悩んでるときに一番早く気が付くのは晋司だけだ。
俺はきっとこいつのまっすぐなところが好きなんだろう。
そんなこと、頑としてもこいつには言わねえけど。
「俺、ついてねぇー」
「ばーか。お前、俺に出会ったからついてんじゃん」
このとき、晋司の言った言葉に
「あ、そうかも」と一瞬でも思った俺は馬鹿だ。
ぎりぎり、遅刻をせずに学校に着いた。
学校でもまた俺はついていない。
昨日何年ぶりにやった数学の宿題も、今日忘れてしまうし、
生徒指導の板倉にはピアスのことで一時間も説教される始末。
なんせ一番きつかったのは、半年付き合ってた彼女に振られたこと。