37度の微熱
ここまで合コンで「帰りたい」と思ったことはない。

俺はトイレを理由にそのまま帰ろうとしたとき
突然、部屋のドアが開いた。



「遅れてごめんなさい!」




現れたのは、まだ来ていないもう一人の女。





「あ、やっときた!
みんな、紹介するね!同じクラスの弥生だよ!」

そう言って坦々と紹介する晋司のお気に入りの女。


「安輝!お前この子よろしく!」

晋司は俺が一人なのに気づき、隣にきて小さく言った。

「は?」

「だって、みんないいかんじだし…。な??」


マジかよ…


「えーと、弥生ちゃんだっけ?
安輝の隣座りなよ!

じゃぁ、安輝!あとはお二人で仲良く!」



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