天然ガールとイケメンボーイ【完】

「バカじゃねぇよ」


勝手に人の心読まないでよ。




もしや、エスパー…？


「いや、エスパーじゃねぇし。声に出てるし」


そう言うと、腹黒慧夜が顔を出す。


「で、どう言う意味？」


慧夜が一歩、一歩と距離を縮める。





あたしは止まったまま。



そんなあたしに、慧夜は追い打ちをかける。


「恋愛感情で、好き？」


顔が、赤く染まる。




いや、近い近い近い！！



近距離でそんなこと聞かないでー！！