天然ガールとイケメンボーイ【完】
「夢野さん!」
後ろから柳慧夜の声がした。
「何?」
「俺、会長するって決めてたんだけど、夢野さんも一緒に副会長やらない?」
「えっ!?」
隣にいる結を見ると凄い怖い顔をしていた。
「ごめん。梨々、そう言うクラスとかまとめる仕事向いてないってゆーか、あんまり好きじゃないってゆーか…」
柳慧夜の顔はどんどん曇っていき、結の顔はどんどん明るくなっていく。
そんな中、沈黙が続いた。
「ごめん!」
あたしはそう一言言って、その場から抜け出した。