天然ガールとイケメンボーイ【完】
ヤバイ…慧夜のSモードがマジだ!!
「大体なぁ、お前だって俺のことどーせ見てたんだろーが!お互い様だろ!!」
「ちっ…違うもん!梨々、別に慧夜のことなんて全っ然考えてない…あっ!!」
言っちゃった!!
あたしのバカ、アホ~~~!!
「へぇー、やっぱ俺のこと見てたのか。なぁ、何考えてた?」
「ちょっ、慧夜さん?!近い近い近い!!!」
慧夜が近付くから後退りして行くと、壁に追い詰められてしまった。
「教えるまで離れねぇよ」
その時、顔がどんどん暑くなって行くのがわかった。
あぁ、あたし、絶対に今顔真っ赤だ…
あたしって赤面症だったっけ?
それとも、こんなこと慧夜の前でだけ…?