片想いのち両想い




「待って!!!」




藤間君が大声をあげたから、慌てて振り返ったら顔が真っ赤だった。




「藤間君の好きな人って、田中さんでしょ?」





「え、どうゆうこと・・」





「聞こえたの!・・トイレで話してたでしょ?田中さんも両想いだって喜んでたよ」




違う、こんなことが言いたいんじゃない・・




笑って、頑張れって言ってあげたかったのに・・・すごいヤなやつ。
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