あたしの隣の金髪てる




中年親父の担任から
教材を受け取り
何だかすっごく...



テンションが下がりっぱなし



そんな雰囲気のまま
2階の教材室まで
階段を降りていた




.....ら





ずって―ん、ずけずけ



と見事に落ちて
痛くて痛くて、これが
こう、すりむけた痛み?
というあのひりひりした
摩擦で熱くなる感じに
耐えながら




泣きかけで
あたしは教材室に教材を
返して情けない後姿で
家まで帰ったのである





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