春色模様〜春になったら〜



ちーくんらしき人が隣を通り過ぎろうとしたときあたしはつい


「ちーくん…」


と囁いてしまった


多分隣の席の水月にも聞こえないくらいに小さく



でもあなたは気付いてくれた。



あなたと視線が絡まった時にあたしはこう思った。



“時が止まればいいのに…”



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