好喜焼気 -sukiyaki-
「うっわぁ.....」
一瞬クラッときた。
吸い込まれそうな綺麗な瞳。
少し茶色が入ったサラサラな髪。
こ、ここにもかなりの美形がっ...
『お~いっ♪えーっと吉川さんっ?』
「はっ、はいッッ!」
思わず立ち上がってしまった。
『あははっ!
何そんな緊張してんの~♪
可愛いっ』
きゅーんッッ!
......いやっ、いけないぞ私。
こういう人って女子に
慣れてるんだよっ
だめだめだめだめっ!
こんな奴につられてたまるかっ!
こうやって恋愛発展したって、
私は、どうせ上手く
いかないですよーだ。