恋華(れんげ)
自分のキモチって……。


「僕はあの面接の日、蓮華さんに一目惚れしたんだ」

「………」

「だから苦労して蓮華さんの働いてるクラブを探し出した。もちろんそれは自分のキモチを伝えるためさ」

「やっぱり、こないだ言ったのはウソだったんですね?“たまたま入った店にあたしがいた”なんて……」

「たしかにあのときは突然店に押しかけたりして蓮華さんにびっくりされちゃいけないと思ったから、あのとき僕はウソをついた」

「………」

「でも、あのときはウソをついたけど、僕の蓮華さんを想うキモチはウソじゃない」

「………」

「思い切って言うけど、僕は蓮華さんが好きなんだ。愛してる」


「…!」

あたしのこと、愛してるって……。

悪いけど笑っちゃう♪



「俺だって、そのコを愛してるんだぜ」
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