恋華(れんげ)
「いや、プレゼントじゃないか。あくまでお金を貸してあげるだけだから」

「………」

「貴志、あたしを頼ってよ♪」

「………」

「ね?あたしに甘えてよ♪」

「………」

「ね?」

「………」

「貴志は年下なんだから、たまには年上のおねーさんに甘えてもいいんだよ♪」

「蓮華……」

「うん?」

「じゃ、じゃあ……今回だけ……今回だけは甘えさせてもらうよ」

「いいよ♪」

「ありがとな、蓮華」



早速、次の日に貯金を下ろして、カレのためにギターを買ってあげた。

せっかく買い直すんだから、ってことで、前のギターより上等のビンテージもののギターを買ってあげた。

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