恋華(れんげ)
まぁ、あたしだって今は職場であるコンビニと自宅の往復だけの生活だし、赤ちゃんもいなければ、オトコだっていない。
今のあたしにとっても、おっぱいなんて存在価値のないものなのかもしれない。
逆に“ブラ”しなくちゃいけないから、キツイし、むれるし、かゆいしで、おっぱいなんてあっても何もいいことない、って感じ。
だけど……
さすがにまだ、あたしはおっぱいがいらないとまでは思わない…。
少なくとも自分のことを“女として終わってる”とは思ってない――――
人を好きになる気持ちに“打ち止め”なんかあったりするのかな?
いつか目の前にどんなにカッコイイ男の人が現れたとしても、まったく胸がトキめかなくなっちゃうような…、そんな日がきたりするのかな……?
でも、もし打ち止めがあるんだとしても…、
それでも、あたしは最後の最後の最後のその瞬間まで…、
いつも誰かに恋していたいって思う―――