恋華(れんげ)
第6話 「ズルの代償」
シンデレラは不幸のどん底だった……。
それが、お城のパーティーに参加しちゃったり、最終的に王子さまと結ばれちゃったりすることができたのは、ヤッパ魔法使いの魔法のおかげだと思う♪
そしてダメダメ保険外交員だったあたしを、営業成績トップクラスにしてくれたのは、あたしだけの魔法使い“秋吉英二”の魔法のおかげ♪♪
世の中なんて、ほんのちょっとのきっかけで、次の瞬間から薔薇色に変わっちゃうもの♪
今日も今日とて、課長に紹介してもらった、とある会社の団体保険の契約がとれて一網打尽の大漁ぉ~♪大漁ぉ~♪
課長にはやさしくしてもらえるし、契約はたくさん取れるし、お給料だっていっぱいもらえるし、こんな幸せでいいんだろーか!?
こんだけ幸せのてんこ盛り状態になっちゃうと “幸せ”ってものに不慣れなあたしは、逆に不安になっちゃったりしちゃう……。
「ピロロロロロ…♪ ピロロロロロ…♪」
昼間の団体保険の契約の手続きで、すっかり疲れて深い眠りについていたあたしは、枕元のケータイの着信音で目を覚ました。
それが、お城のパーティーに参加しちゃったり、最終的に王子さまと結ばれちゃったりすることができたのは、ヤッパ魔法使いの魔法のおかげだと思う♪
そしてダメダメ保険外交員だったあたしを、営業成績トップクラスにしてくれたのは、あたしだけの魔法使い“秋吉英二”の魔法のおかげ♪♪
世の中なんて、ほんのちょっとのきっかけで、次の瞬間から薔薇色に変わっちゃうもの♪
今日も今日とて、課長に紹介してもらった、とある会社の団体保険の契約がとれて一網打尽の大漁ぉ~♪大漁ぉ~♪
課長にはやさしくしてもらえるし、契約はたくさん取れるし、お給料だっていっぱいもらえるし、こんな幸せでいいんだろーか!?
こんだけ幸せのてんこ盛り状態になっちゃうと “幸せ”ってものに不慣れなあたしは、逆に不安になっちゃったりしちゃう……。
「ピロロロロロ…♪ ピロロロロロ…♪」
昼間の団体保険の契約の手続きで、すっかり疲れて深い眠りについていたあたしは、枕元のケータイの着信音で目を覚ました。