セーラー服と、スーツ
店長の書いてくれた地図の通りの駅で降りると、たくさんビルが建つ場所だった。
うわ…違う世界に来たみたい。
街を行き交う人たちも、スーツを着た大人の人達ばかり。
忙しそうに速足で歩いている。
何か、場違い…
制服のまんまだからかな?見られているような気がする。
そう感じながらも、地図の通りに歩く。
えっと、ここの道を曲がってー…
あ…
「…」
曲がった瞬間、心臓が止まったかと思った。