セーラー服と、スーツ




地元の駅に着き、とぼとぼと自宅に向かって歩いていると、ちょうどコンビニの前で店長が声を掛けてきた。


「ユキちゃん!?1人なの?」

外を掃除してたのか、ホウキを片手に駆け寄ってきた。

「あ・・・」

「大地くんに会えなかったの!?それとも・・・」

「・・・地図、ありがとうございました」

今は、話したくない。

軽く頭を下げ、再び歩き出そうとしたがー・・・


「待ちなさい!そんな顔で家に帰らせないわよ!!オカマをなめないで」

そう言うと、腕をガシッと捕まれ店内へと連れて行かれた。





< 98 / 131 >

この作品をシェア

pagetop