Everlastingly Love~もう一つの恋物語~
リアナはショックでその場から離れた。
初めてだった。フェリックから拒絶されたのは……いつも側にいてくれてリアナを王女としてでなく幼なじみとして無条件で受け入れてくれていた。
騎士と王女で立場は違うのは分かっていてもフェリックの口から聞きたくなかった。
遠回しに、もう側に来るなと言われているみたいで辛かった。
リック……リック……大好きだよ。
誰よりもあなたが好き。
フェリックへの恋心は何年も続いている。この想いを消す事なんて出来ない。
だから気持ちが通じなくても想っているだけでいい。
リアナはそう思いながら自室へ入っていった。