Everlastingly Love~もう一つの恋物語~
「一つお願いがあるの……」
「何なりとお申し付け下さい」
リアナはゆっくり深呼吸をしてフェリックを見つめた。
「ねぇ、リック……私ね、あなたが好きだよ」
「……………。」
フェリックが息をのむのが分かった。
「ごめんね、突然こんな事を言ってしまって……リックにとって私の気持ちなんて困らせてしまうだけで迷惑なのも分かってる。でもね、自分でも抑えられないくらいあなたが好きなの。ずっと、ずっと小さい頃からあなたしか見えなかった。ごめんね。リック……リック……大好きだよ……」
瞳に涙を溜めて真っ直ぐにフェリックを見る。
「ごめんなさい。あなたに、好きって言うのはこれで最初で最後にする。もう迷惑かけたりしない。困らせるような事もしない!だからお願い……お願いだから……また、また前みたいにリックに会いに行っても、いい……?」