Everlastingly Love~もう一つの恋物語~
フェリックがどれだけ自分を大切に思ってくれているのか良く分かった。
立場が違うと言った彼が本気で叱ってくれている。それは心から心配している証であった。
自分が良かれと思ってとった行動に今は後悔している。
「ごめんなさい。リック……ごめんなさい……もう二度としないから……」
リアナを抱きしめる腕の力を緩め、その両手を彼女の細い肩に置いた。
「約束して下さい。今後は危険な事は一切しないと」
「はい……」
「では俺はもう一つ誓います」
リアナの前で跪く。
「あなたに忠誠を誓います。この命を懸けてあなたをお守りすると。そして万が一あなたが天に召されたとしても一人にはさせません。俺も一緒に行きます。俺の過去も未来も全てあなたの物です」