Everlastingly Love~もう一つの恋物語~
「いいえ。それにまだリアナ様の私室には着いておりません。さぁ急ぎましょう」
リアナの私室は外から忍び込ぶには難しい為裏門からこっそり入って誰にも見つからないようにリアナの私室に戻る事が出来た。
リアナの私室のバルコニーに出るとフェリックはそのまま降りようとした。
「待って!」
リアナの声にフェリックは動きを止めた。
「本当にごめんなさい」
「今日のあなたは謝ってばかりですね」
「だって……私ったら……」
口ごもるリアナにフェリックは口を開いた。
「正直最初は驚きましたが、予測不可能なあなたの行動はとても……」
優しい瞳でリアナを見つめて答えた。
「愛らしいと思いました」