君が望んだ永遠
夜8時半を過ぎた頃。
俺はスッキリと目を覚ました。
あの夢を見ることなく、
ほんと
ぐっすり眠れた。
こんなに気持ち良く目覚めたの初めてかも……。
そんな事を考えながら
隣を見ると、こちらもスヤスヤと眠ってる。
「幸音ちゃん、寝顔かわいい」
独り言をポツリと呟いて
俺は彼女の髪に優しく触れた。
「…………ん」
すると軽く唸ってから
幸音ちゃんは
また気持ち良さそうに眠った。
幸音ちゃんのお陰で
俺は安心して眠れた。
熱も引いたみたいだし、
ありがとな…………