君が望んだ永遠
□刹那の輝き
「キャーッッ!!!!幸くぅ~ん」
朝早くから、女の子の高々しい声が耳に入る。
その理由は
もちろん、雪原幸のせい。
しかも雪原は
嫌な顔なんて見せないで
「おはようっ」
そう言って女の子に
手を振るのだ。
別に雪原が良いなら、それで良いけどさ?
やめてほしいのよ……
その、嘘臭い微笑み(爆)
あたしは
そんな光景を見ながら顔を引きつらせていた。
雪原を見るようになって
やっと気づいた。
――――雪原がモテる事。