君が望んだ永遠
□永遠の悪夢
翌日――――。
「えぇ!!?風邪ぇ?!雪原が?」
あたしのクラスにやってきた愛美に大声で聞き返した。
「そうなのっ!
昨日、雨だったからかなー?
心配だよねぇ…」
昨日。
あたしと雪原は
しばらく抱き合っていた。
そして先に離れたのは
雪原だった。
『…ごめんね』
そう言って、あたしの
びしょびしょの髪の毛を優しく撫でてくれた。
それから、
一応あたしの家まで送ってくれて雪原は無言で帰っていったんだ……。