裸足のシンデレラ
「裸足のシンデレラぁ~?
シンデレラにはガラスの靴がちゃんとあるけど?」
「だから、シンデレラみてぇな女なんだけど、裸足なんだよ。」
「意味分かんない!!」
「意味分かんなくていーよ。…今は。」
「え?」
「つーかお前、いつまで俺にカバン持たせる気なんだよ。」
「えっ!?あ…ごめっ…持つ持つ!!」
「ま、別にいいけどな。軽すぎだし。
何にも入ってないだろ?」
「そんなことないもん!!」
「だーから真姫は勉強出来ねぇんだよ。」
「もーっ!!ほっといて!!」
「はいはい。」
…瞬が分かんない。
何よ、『裸足のシンデレラ』って。
シンデレラはガラスの靴がないと幸せになれないんだよ?
大体…シンデレラは裸足じゃないし。
瞬の言った言葉の意味が全然つかめなくて、あたしは少しだけ、どこか焦りにも似た気持ちを抱えてた。
好きな人がいるってことを肯定した瞬に…
少しだけ、ホントにほんの少しだけだけど…
胸がざわついて、軋んだ。
シンデレラにはガラスの靴がちゃんとあるけど?」
「だから、シンデレラみてぇな女なんだけど、裸足なんだよ。」
「意味分かんない!!」
「意味分かんなくていーよ。…今は。」
「え?」
「つーかお前、いつまで俺にカバン持たせる気なんだよ。」
「えっ!?あ…ごめっ…持つ持つ!!」
「ま、別にいいけどな。軽すぎだし。
何にも入ってないだろ?」
「そんなことないもん!!」
「だーから真姫は勉強出来ねぇんだよ。」
「もーっ!!ほっといて!!」
「はいはい。」
…瞬が分かんない。
何よ、『裸足のシンデレラ』って。
シンデレラはガラスの靴がないと幸せになれないんだよ?
大体…シンデレラは裸足じゃないし。
瞬の言った言葉の意味が全然つかめなくて、あたしは少しだけ、どこか焦りにも似た気持ちを抱えてた。
好きな人がいるってことを肯定した瞬に…
少しだけ、ホントにほんの少しだけだけど…
胸がざわついて、軋んだ。