裸足のシンデレラ
王子様はシンデレラと
* * *
本番まであと5日と迫った月曜日。
学校中をある一つの噂が駆け巡っていた。
もちろん、それはあたしの耳にも届いていた。
「噂なんてガセなのが基本よ、真姫。」
「…うん。でも…有り得ない話じゃないなって思うし。」
それにもしこの噂が本当であれ、嘘であれ…
あたしにはこうして落ち込む権利さえないと思う。
だって想いは告げていないのだから。
「ちょっ…カップルで登校!?」
「やっぱマジなの!?あの噂。」
「先週の金曜日に二人が抱き合ってたって…。」
「帰りも手を繋いで帰ってたとか聞いたけど?」
現れたのは三橋くんと姫花ちゃんだった。
本番まであと5日と迫った月曜日。
学校中をある一つの噂が駆け巡っていた。
もちろん、それはあたしの耳にも届いていた。
「噂なんてガセなのが基本よ、真姫。」
「…うん。でも…有り得ない話じゃないなって思うし。」
それにもしこの噂が本当であれ、嘘であれ…
あたしにはこうして落ち込む権利さえないと思う。
だって想いは告げていないのだから。
「ちょっ…カップルで登校!?」
「やっぱマジなの!?あの噂。」
「先週の金曜日に二人が抱き合ってたって…。」
「帰りも手を繋いで帰ってたとか聞いたけど?」
現れたのは三橋くんと姫花ちゃんだった。