裸足のシンデレラ
* * *
「里穂ーっ!!いつの間にモデルなんかやってたの?」
「…なに?真姫…。」
「新聞に載ってたよ!!小嶋貴也って人の写真が優秀賞だって。
それでその写真も載ってて…里穂が写ってた!!」
「だって引き受けたもの、モデル。」
「えぇー!?ってか小嶋貴也さんって男の人だよね?里穂の何なの?」
「…自称彼氏、じゃないかしら。」
「えええええ!?彼氏!?里穂の好きな人ってこと!?」
「…嫌いじゃないわ。
彼氏になりたいっていうから、好きにすればって言ったの。だから自称彼氏、で間違ってないでしょ?」
ブーブー…
携帯がポケットで震える。
相手は何となく…分かってる。
「里穂!!やっぱ賞に入ってた!!やばくね、俺!!」
「…真姫から聞いた。おめでとう。」
「俺の技術がどうのじゃなくて、里穂の表情が良かったんだって!!
…本当にありがとな。お礼に今度なんかプレゼントする!!里穂のほしいもん買ってやるよ。」
「塾講師辞めたのに収入あるの?」
「賞金がある。」
「じゃあ高いものねだろうかしら。」
「任せとけ!!あ、でもさー俺にもなんかちょうだいよ?」
「私、バイトはしてないわ。」
「別に金かかったもんなんていらねぇよ。
そうだなー…里穂からキス…とハグで。」
「切る。」
ブツッ…。
…調子に乗り過ぎよ。あいつ。
「小嶋さん…から?」
真姫がおずおずと私に尋ねてくる。
「里穂ーっ!!いつの間にモデルなんかやってたの?」
「…なに?真姫…。」
「新聞に載ってたよ!!小嶋貴也って人の写真が優秀賞だって。
それでその写真も載ってて…里穂が写ってた!!」
「だって引き受けたもの、モデル。」
「えぇー!?ってか小嶋貴也さんって男の人だよね?里穂の何なの?」
「…自称彼氏、じゃないかしら。」
「えええええ!?彼氏!?里穂の好きな人ってこと!?」
「…嫌いじゃないわ。
彼氏になりたいっていうから、好きにすればって言ったの。だから自称彼氏、で間違ってないでしょ?」
ブーブー…
携帯がポケットで震える。
相手は何となく…分かってる。
「里穂!!やっぱ賞に入ってた!!やばくね、俺!!」
「…真姫から聞いた。おめでとう。」
「俺の技術がどうのじゃなくて、里穂の表情が良かったんだって!!
…本当にありがとな。お礼に今度なんかプレゼントする!!里穂のほしいもん買ってやるよ。」
「塾講師辞めたのに収入あるの?」
「賞金がある。」
「じゃあ高いものねだろうかしら。」
「任せとけ!!あ、でもさー俺にもなんかちょうだいよ?」
「私、バイトはしてないわ。」
「別に金かかったもんなんていらねぇよ。
そうだなー…里穂からキス…とハグで。」
「切る。」
ブツッ…。
…調子に乗り過ぎよ。あいつ。
「小嶋さん…から?」
真姫がおずおずと私に尋ねてくる。