わがままな姫と御曹司

美香は、ご主人様の所に向かった…
「美香!!」
振り向くと。
「誠也様!!」
誠也（せいや）様は、凛様の９つ歳下の弟君である。
誠也様は、凛様にべったりな方。
これでも、竜也様と花咲グループを継ぐ方だ。
「美香!!凛おねぇ様は？」
「凛様は、部屋で寝ておられます。」
「えっおねぇ様！具合悪いの？(°□°;)」
「いいえ…。大丈夫です。」 「そうか…。あっ!後から、おねぇ様の所に行っていい？」 「はい!!しかし、凛様は寝ているので２時頃来てあげてください。」
「うん(o^∀^o)わかったよ!!」
誠也様は、ご機嫌に走っていった。
私は、ご主人様のいるリビングに向かった…






「ご主人様…。 入っていいですか？」
「あぁ…どうぞ…。」
私が部屋に入ると、ご主人様と奥様が朝の遅いご飯を食べていらした。
「ご主人様！奥様申し訳ございません。」
「…!!いいんだよ。美香…凛はどうした？」 「はい!!只今、寝ておられます。」
「そうか…」
「えっ凛たら寝ているの！」と、奥様は驚いている。
「はい!!ご主人様…。あの…。凛様にお話しとは？」
「あぁ…。それは、許婚の件だ!!」
「えっ!!凛様に…。」
「あぁ…。だが、今から急に仕事が入ってな!!妻と、行かなくてはいけないんだp(´⌒｀q)」
「えっ!!では、凛様に許婚の話しはどうするのですか？」
「おぉ!!それなら、大丈夫だ!!撫子に話してある。」
「えっ!!分かりました。」
と言い、私は部屋に戻った。