あいたい
いち
「あんたバカぢゃないの?」
「は?」
突然知らない女から言われた一言だった。
その女は長い髪をサイドにまとめ
華奢な身体をしていた。
「なんだお前。けんか売ってんのか。」
女。
俺のダイッキライナ生き物。
裏切ることしか頭がねぇ能無しの生き物。
「あんたね。学校にポイ捨てしてる奴」
「あ?ポイ捨て?」
「そうよ。ポイ捨て!」
くだらね
俺は場所を移動しようと立ち上がった。
「ちょっとどこ行くのよ?
まだ話してる途中ぢゃん」
俺は無視して歩き始めた。
「ちょっと!待ってよ!」
うるせー女。きも。