時空恋愛 陰陽師と新撰組
「おや、以外に早いね」

中華服のイケメンはニコッと笑い

「大変だったね、

私が当代閻羅王
名を庚(コウ)と言うんだ、

まぁ、後100年位したら息子にね
押し付けて遊ぶ予定だよ」

微笑む閻羅王

「君は未来から来たんだよね?

息子はどうだい?」

「閻羅王 潤殿は
生真面目に仕事をして、不器用な
がらも優しい人柄で皆に尊敬され
る方だと思います」

考えた返答はこれしかない

あまり表情に出ないが周りを気に
かける優しい人
黄金の髪と緑の瞳

…確かに容姿は似ているが

「これ庚、いつまで立たせておく

さっ、清明、椅子に座ろう

たっちゃん、お茶よろしく」

手を引っ張る姫覡様が

「妾は菊乃じゃ
雛菊はあ奴が勝手に呼ぶ、
菊と呼ぶが良い」

椅子に座ると

「篁では長い故にたっちゃんと、
呼んでいるんだが、

茶はほんに上手い」
< 106 / 189 >

この作品をシェア

pagetop