時空恋愛 陰陽師と新撰組
「見なりは上等で、さっきの剣は一級品、剣の腕もありそうなのに警護をつける男、怪しいよ君?」

イケメンだろうが容赦しないぞ、

「申し訳ありませんが私は男では無いので怪しい男はわかりかねます」

これで、気がつくはずよ、だって小説の沖田さんは男装のヒロインを女と見破っていたから

「え、君オカマなのかい?僕は男を好きになる気持ちもわからないな?とりあえずオカマ君尋問するから来てくれる?」

小説は小説だな、オカマだなんて女に見えないからってオカマって失礼な

「貴方オカマなんですか?女の私とは、仲良くなれますね」

これで気付かないなら馬鹿か天然だな

「うそはいけないよ?こんなに強い女性はいないはず」

天然だな、こりゃ

「青龍、どうするの?」

困った時の人(神)頼み

「とりあえず、行きましょ清明様、帰るヒントがあるやも知れませんし穢れの原因がわかるやも」

確かに頼りになる

「わかったわ」

しつこい天然沖田に私は向き直り

「分かりましたので向かいましょう?青龍白虎朱雀玄武で私は9代目安部清明です」

沖田に自己紹介するが

「神を語るなんてますます怪しいな」

切れるよ?

「しかも天才陰陽師をかたるなんてね?狐の妖の子で沢山の人間を化かし、のし上がった男と同じ名前なんてね」

初代清明様を馬鹿にするなんて

《伏して願い奉る、雷炎を持ち我が敵を払いまえ》

青龍達が慌てるが知らんぷり

「我が血統の父母を愚弄した罪赦すまじ、」

雷にうたれて反省しなさい
「雷炎招来」

雷が私の手に集まり敵を定める
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