時空恋愛 陰陽師と新撰組
「な…奇術か?これは」

慌てている土方、

「さぁ?晴天なのに雷が落ちましたよ?僕の足下に」

冷静な沖田は、やはり天然か?

優しい玄武は慌てる(?)二人に
「陰陽術です、先程の雷は自然神に力を借りました、晴明様は初代清明様に憧れていまして、清明様の悪口をそちらの方がおっしゃいましてつい、やり過ぎましたが尊敬する方が侮辱されたら普通は怒りますよ?そちら流にいうなら死を持って償わせるような物です。清明様は初代に並ぶ能力者ですからきっと怨霊にでもと考えたのもあるでしょう。」

玄武は一呼吸おいて

「穢れの原因はここにありますから、いっそ全員埋めますか?」

私ににこやかに聞いてきた

「私より過激な気がするよ」

さっきは慌ててはいたが怒っていたようだな、本気で普段優しい美形が怒ると怖いわ、

「おい、どういうことだ」
「僕は悪くありませんよ?」

土方が沖田を見る、

「男と私がぶつかり、諍いになり、男が抜刀したのでこちらが相手を峰打ちにしたのを見て長州の間者と勘違い、自己紹介したら初代安部清明様を狐の妖の子、沢山の人間を誑かしただの侮辱されました。清明様は妖ではなく天孤、つまり神格を頂いた葛葉姫の子ですから、」

一気に説明した私に土方は一応謝罪してくれた

「すまん、確かに話だけなら総二が悪い気がする」

謝罪かは分からんが多分謝罪だ
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