LOVE PARADE

もう、大会も終わり。

これからバスに移動するんだけど、智宏くんは、抱っこしたいみたい。

「んじゃ、荷物持つか、肩貸すか、どっちか決めて。」

「え…。」

智宏くんはハードル3つ持ってるし、肩を借りるのはちょっとなー。

悩みきるあたしをみて、智宏くんは

「どっちもな。」

といってあたしのバックを奪うと、支えてくれた。

「あ、ありがと」

男子の匂いの近さに、少しドキドキする。
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