ボーダーライン~君との境界線~
「ホラ、困ってんじゃん。」

「ううん、困ってないけど。」


あ・・・。
なんか勢いで言っちゃった。



「んじゃ決まったじゃん!レイ~~、デートデート♪」

「お前ウザい。ウザすぎる!」

「だってレイ、最近女っ気ないしさ~、里桜は超キレイだしチャンスだと思わない~?私がキューピットになってあげるからねー。」

「超ウザいっ。早く学校に行けば?」



そんな風にはやし立てられた時には、昨夜の気まずさはなくて、
テレながら微笑みあったレイのあどけない表情に、説明し難い感情すら生まれていた。


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