遥かなヒカリ
そうして探るうちに、


その物体のいわゆる底の部分が取り外せることが分かった。


壊れているわけではないようだった。取り外せた部分は物体にぽっかりできた穴にしっかりとはまる。



「………。」



中身は、外側の硝子に近い部分は空洞で、真ん中のあたりには台のようなものがあった。



「…?何かついてる…?」

台の先端には何か粉のようなものがこびりついている。ルアルはそれを爪で引っ掻いた。






…白。



ルアルはそれに見覚えがあった。



…これは。




「…ろう…そく…」


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