雨の日アイス
バイト場
あの時わたしが
「会いたい」って
メールしたんだよね
そしたらキミは雨の中
自転車で私の働くお店へ
来てくれた
「お前の作ったアイス
食べたいから
買うお金とっとくために
電車乗らなかったんだ」
「オレ金ないから」
そう言ってキミは
笑っていた
本当は大変だったよね?
それなのになんでだろう
わたしは溢れ出しそうな
想いを必死で隠して
「なんで来たの?」って
強がったんだ
本当はね嬉しかった
嬉しくて嬉しくて
すぐにでも抱きついて
ありがとうって
伝えたかったんだ
いつでもキミは
わたしを一番に
考えてくれていた