1431㌔の純恋
三日ぶりの自宅
僕は最後の電車に乗り込み、出発した。
長かった電車旅もこれで終わりだ。
後数分でね。
辺りはもうすっかり真っ暗だ。でも僕は清々しい気持ちでいっぱいだった。
思い出を胸にたくさんしまってあるからね。
とても楽しくハッピーな気持ちだった。
そして達成感もあった。
僕は君に会う一ヶ月前から念入りに交通手段を調べていた。
本当にこれで君のところまで行けるのか?とずっと不安に襲われていた。
でもこの僕がたった一人で君のところまで行けた事にすごく感動と達成感を覚えた。
もう何でもできるような気がしてきたが、僕はぐっとこらえた。
僕はすぐ自信過剰になる。僕の悪い癖だ。
僕は深呼吸をし落ち着いた。落ち着いたところで
ふと思い出した。
そういえば君にあの言葉を伝えてなかった。
あの言葉とは、
ちゃんと君に会って告白するつもりだったの。
それで告白の言葉を
ずっと練習していたんだけど、とうとう言えずに
三日間が過ぎてしまった。言うタイミングは何回もあった。
でも僕の中の恥ずかしいと言う、気持ちが邪魔して伝えられなかった。
僕はまた君と会う約束をしたので、その時に
絶対言おう。と心に誓った。その為にはもっと練習しておかないとね。
今度こそは絶対言ってみせる。と意気込んだ。
時間はまだ三ヶ月ある。
僕は今度こそは言えると
自信が持てた。
それまで君が僕の事を
待っててくれるか心配だったが、君がくれた手紙を見て、不安が確信に変わった。そこには僕が君から貰ったネックレスの事について書いてあった。
「このネックレスの意味は永遠の愛って意味なんだよ。ずっと一緒にいようね。」と書かれていた。
それを見た僕は君の事をずっと愛すると誓った。
まだまだ整理しきれないお土産。今日はもう夜も
遅いので僕は明日やる事にした。
僕は三日ぶりにこっちの
ご飯を食べ、君におやすみ。とメールして床についた
明日で休みは終わりか。
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