1431㌔の純恋
止まらない時の流れ
僕達はファーストフード店に行き食事をする事にした。
さすが子供からお年寄りまで大人気のお店だ。
美味しい。
君と一緒に食べる事でさらに美味しさが二倍になる。君の頬張る顔をこんなに近くで見れるのは数少ないだろう。僕もその内の一人になれた。
思わず君の方を見てしまう。見てしまうと
言うより、
みとれてしまうって
言った方がいいだろう。
僕はみとれていた。
君は僕の視線に気づき恥ずかしそうに笑っていた。僕も笑った。
小さな幸せ。
小さな幸せとはこういう
事だね。僕は君と
会ってからずっと笑顔でいるような気がする。
君もずっと笑顔でいる。
僕の仕事の疲れはもう
消えた。
君に会ってからね。
こんな日が毎日でも続いたらいいな。と思うけど
時の流れは残酷だ。
時計を見るともう
13時だ。
僕達は食事を終え、
再びデパートに戻った。
さっきより人が増えたような気がする。
君が怖がらないと
いいけど、
君に「大丈夫?」
と聞くと
「〇〇〇〇がいるから大丈夫だよ。」
と言った。
僕は一安心した。
せっかくのデート。
君に嫌な思いはさせたくないからだ。
楽しい思い出にする為
二人は仲良くくっつき
デパートの中を歩いた。
しかしデパートの中はすごく広い。
さすが江戸時代から続いてる文化の象徴。
デパートには長年の歴史があるとしみじみ感じていた。
僕は歩き疲れてしまった。まるで河原を散歩したくらいに歩いた感じがする。飲み物を買い
一緒に休んだ。
手元を見ると
お土産がいっぱいだ。
ついつい買い過ぎてしまった。でも君との思い出がいっぱい詰まってる。
いつもより重く感じた。
僕達はデパートを一通り回ったのでデパートを
出る事にした。
今日はすごく楽しかった。君と初のデパートデート。僕は嬉しすぎてはしゃぎすぎてしまった。
時計を見た。
まだ夜までは
しばらく時間がある。
僕達は歩いて
リサイクルショップに
立ち寄り、
マンガ喫茶で時間をつぶす事にした。
君とまだまだ一緒にいれるね。
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