Un titolo

「ねー、お願い事とかない?」

「…は?」

「プレゼントの代わりに叶えてあげる!」

出来る限りね?と言いながら俺の方に向き直る由夏。



願い・・・ねぇ…



「ひとつあるけど、今は無理だな」


すぐに浮かんだ「願い」
でも、今は言わない。


「え、何なにー?」

「なんでもない。由夏、好きって言って」


由夏は不思議そうな表情をしたけれど、


「大好きだよ!稜」
俺の大好きな笑みを浮かべて言ってくれた。

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