キミとの出会い
−まだかな−
時計はもうすぐ10時を指す。
「連絡ができない…」
「こんな時に泣くな。もっと悲しい人がいるんだぞ。」
その時だった。
−ゆーだいくん−
ケータイが光った。
その瞬間、涙が一気に溢れ出た。
『生きてる?』
このメールは、ゆーだいくんが生きてる証。
『生きてるよ!!
天だよ⌒☆』
「彼氏、生きてた。」
「よかった…次は俺か。」
『今まで圏外だった…
メールありがとう!
ゴメンな。』
3.11 世界で一番嫌いな日
ねぇ、神様………、なんでそんなに
ゆーだいくんとウチを離そうとするの??
ただでさえ、そばにいれないのに。